電着塗装時にAir Pocket (AP)が発生する部位を短時間で予測
APD : Air Pocket Designer

AAPD: Advanced Air Pocket Designer

電着塗装工程等で空気溜り(Air Pocket)は塗装の大きな阻害要因となります。 APD(Air Pocket Designer)及びAAPD(Advanced Air Pocket Designer)によりAP発生部位を迅速に発見することで、車体部品改良を迅速に行うことができます。

AP Designer example

特徴

APD(Air Pocket Designer)及びAAPD(Advanced Air Pocket Designer)の導入により大幅な開発コスト・時間の削減が期待できます。入槽角度の変化や、槽内移動中の部品の姿勢変更を考慮したエアポケットの予測が短時間で行えます。

車体の入槽角度や姿勢を変更した時のエアポケットの変化を、ボタンひとつで簡単に予測できます。

最大1000部品までの一括評価ができます。

日本と欧米の車メーカーが顧客です。毎年国内でユーザー会を開催し、要望を開発に反映しています。

製品ラインナップ

部品単位でのエアポケットを予測する。高速ソルバー。使い易く、設計者が簡単に使いこなせる。APD、AAPDの中で最初にリリースされた。
サーフェースメッシュでモデル化された厚さを持たない車体部品データを入力し、その関連ノード高さ判定によりエアポケットの発生部位を予測します。気液比データなどを計算しないため、極めて迅速に複数単一部品の評価を行うことができます。

厚さをもった車体部品をサーフェースメッシュでモデル化したデータを入力し、簡易VolumeMeshの自動生成を伴い、気液比を計算することによりエアポケットの発生部位を予測します。部品の表裏で他部品との接触部分も考慮可能であり、アセンブリを比較的短時間で評価できます。 (2011年12月リリース予定)

ボリュームメッシュで車体周りの空間(塗料)をモデル化したデータを入力し、気液比率を計算することによりエアポケットの発生部位を予測します。ボリュームメッシュを基にエアの体積を考慮して計算し、サーフェースメッシュモデルより高精度な解析が可能です。
AAPD VP (Volume Pro)
ボリュームメッシュで車体周りの空間(塗料)をモデル化したデータを入力し、気液比率を計算することによりエアの位置の経時変化及びエアポケットの発生位置を予測します。液浸時間及び液切れ時間の予測も可能です。
(2012年6月リリース予定)
サーフェースメッシュでモデル化された厚さを持たない車体部品データから、厚さを持った車体部品をモデル化したサーフェースメッシュデータを自動作成します。AAPD SPの入力データ及びボリュームメッシュ作成のための入力データを作成できます。

各製品の特徴

APD (Air Pocket Designer)

部品単位でのエアポケットを予測する。高速ソルバー。使い易く、設計者が簡単に使いこなせる。APD、AAPDの中で最初にリリースされた。

 

 

AAPD SE (Surface Entry)

サーフェースメッシュでモデル化された厚さを持たない車体部品データを入力し、エアポケットの発生部位を予測します。入力データのエラー検出も可能です。

単体部品の解析に最適です。サーフェースメッシュを用いるため、計算を高速で行えます。

入力されたサーフェースメッシュからDuplicate elements、T-junction、hunging nodes等のエラー検出および出力も行います。法線ベクトルの自動修正(同一面上のエレメントの法線ベクトルを一方向に揃える)も可能です。

オプション機能として、電着槽から出た後の液溜まりの予測も可能です。

左:エアポケット予測結果例、右:液だまり予測結果例

複数の部品が接している場合、その接合面は考慮されません。(エアは接合面をすり抜けます。)

AAPD SP (Surface Pro)

厚さをもった車体部品をサーフェースメッシュでモデル化したデータを入力し、エアポケットの発生部位を予測します。

サーフェースメッシュで囲まれた閉空間を厚みのある車体部品として認識ます。

部品同士が接触または干渉する部分は接合面として認識します。(エアはすり抜けません。)

複数の部品を接合して組み上げた車体も、個々の部品が単一のサーフェースメッシュでモデル化された状態で入力できるため、入力データ作成の工数を削減できます。ボリュームメッシュを必要としないため、計算を短時間で行えます。

液との積算接触時間の可視化、及び空気との接触面積の時系列変化の数値化が可能です。

左・中:液との通算接触時間の可視化、右:空気との接触面積の時系列変化

AAPD VE (Volume Entry)

ボリュームメッシュで車体周りの空間(塗料)をモデル化したデータを入力し、エアポケットの発生部位を予測します。サーフェースメッシュモデルより高精度な解析が可能です。

ボリュームメッシュを使用し、エアの体積を考慮して気泡位置・経路を計算するため、高精度な解析が可能です。

形状が適度に再現されたモデルであれば、ボリュームメッシュの解像度は計算結果に影響を与えません。

解析事例
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AAPD SP Mesh Tool

サーフェースメッシュでモデル化された厚さを持たない車体部品データから、AAPD SPの入力データ及びボリュームメッシュ作成のための入力データを作成できます。

サーフェースメッシュで囲まれた閉空間を構成し、厚みのある車体部品として認識させます。サーフェースメッシュで構成された部品からAAPD SP (Surface Pro)用の入力データを作成できます。

左:サーフェースメッシュでモデル化された入力データ、右:サーフェースメッシュで厚みのある部品をモデル化した出力データ

複数の部品から成るモデルも、全ての部品を一度に厚みのある部品に変換します。部品の厚さはそれぞれ設定できます。

厚みを与えた後に他の部品と接する部分の検出も行います。

解析事例

疑似フロアーの解析
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テスト形状の解析
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