高い操作性を実現した電子機器筐体内の熱解析ソフトウェア
MacroFlow
MacroFlowはFlow Network Modeling(FNM)手法を採用した、電子機器筐体内の熱流体特性の解析用ソフトウェアパッケージです。 普段使い慣れたWindows 95/98/NT/2000/XP、またはUnixシステムに基づいている上、 使い方が大変簡単な為使用上の特別な訓練などを必要としません。
特徴
短いデザインサイクルを余儀なく強いられる今日、コンピュータやAV機器などの熱対策設計案を素早く作成しテストできることが肝心です。MacroFlowはまさにこのために開発されたツールです。 ドラッグアンドドロップの手軽さで流れネットワークを直感に任せて構築し、 強力な解法アルゴリズムにより解析結果を迅速に獲得します。 そして流れ作業化した図表やアニメ機能で一気に結果表示に直結します。 一連の作業がものの数分で終わるのです。これこそがMacroFlowの醍醐味です。 まさに熱設計者が待ち望んだ革命と言えましょう。
統合された設計環境
MacroFlowの統合した計算環境が電子機器の熱設計の段取りをそのまま反映していますので、 問題箇所を確定したり、改善案を次々と作成して検討するのに大変効率がよく、 デザインからプロトタイプまでの時間を大幅に短縮します。MacroFlowは以下の機能で電子機器筐体内の熱流体解析を実現しています。
優れたグラフィックユーザーインターフェース
システムレイアウトを代表する流れネットワークを簡単に構築できます。
常用の電子機器冷却コンポーネントの内蔵ライブラリ
コンポーネントの熱流体特性はハンドブックや製造者資料から導入したもので、ユーザによる入力も簡単にできます。
安定で強力なソルバー
電子機器内の重要な個所での流量、圧力ならびに温度を効率よく計算します。
流れ作業化したデータ処理と結果の可視化
解析結果に対する検討やコミュニケーションを容易にします。
その他便利な機能
工学単位の自動変換や補助変数の計算など。


熱設計者の強い見方
MacroFlowは電子機器の熱対策設計案が如何に働いているかをビジュアルにシミュレートしますので、 熱設計者は以下のメリットを享受することができます。
設計サイクルの短縮
システム実装のコンセプトを極めて短時間で次々と検討できて、熱対策の効果を的確に評価します。
製品品質の改善
問題箇所を確定して詳細CFD解析に移したり、新しい思案を生み出したり、 チームメンバーとのコミュニケーションを楽にします。
仮想シナリオ解析
ファン稼動停止、気候変化、標高変化、または苛酷環境下におけるシステムの性能や寿命をシミュレートします。


幅広いアプリケーション
MacroFlowはあらゆる分野の熱流体システムの解析設計に応用できます。 対象システムは、開放したものでも閉鎖したものでもよく、空冷のものでも液冷のものでもよく、 強制対流によるものでも自然対流によるものでもよいのです。 MacroFlowは特にコンピュータ、通信機器、航空・宇宙機器、自動車・運輸機器、医療機器、 家電などの分野に幅広い応用を持っています。 以下にごく一部の応用対象を列挙します。
パソコン筐体 | 家電用電器 | 電子ナビゲーションシステム | |
ワークステーション | プロジェクター設備 | 医療機器 | |
ハイエンドサーバー | 液冷スーパーコンピュータ | AV機器、OA機 | |
メインフレーム | 通信キャビネット | アミューズメント機器 | |
コンピュータ周辺機器 | 航空・宇宙アビオニックス | ||
精密機器、計測機器 | VMEマイコン |
コンポーネントライブラリ
MacroFlowの付属ライブラリには電子機器の冷却に常用されるコンポーネントが多数含まれています。 その一部を以下に列挙します。
流路コンポーネント
ノズル、入り口スクリーンおよび形状可変な出口 | 急激または緩慢な断面積変化 | ||
ストレートまたはスクリーン付きの入口と出口 | エルボー、オリフィスまたはバブル | ||
ダクトや無抵抗の流路 | T型、Y型、十字型などのジャンクション |
電子機器冷却専用コンポーネント
ファンやブロアーの性能曲線 | フィルター(ばいじん堆積量をモデル可) | ||
プレナムやタンク | カードアレー | ||
ヒートエクスチェンジャーの一般化モデル | 電源/熱源 | ||
ヒートシンク | ユーザ入力による一般化抵抗 |



統合した熱伝達解析機能
MacroFlowは流れの計算と同時にシステム内の温度分布を正確に計算します。 計算される量には流路のすべてにおける流体温度、コンポーネントの平均表面温度、そして熱収支などがあります。 さらに、以下のような熱境界条件を選定できるようになっています。
規定の熱放散または熱流束
周囲への熱損失として、一定温度での自然、または 強制対流によるものと、放射によるものの組み合わせ
太陽熱などの外部よりの放射入射
解析に考慮される熱抵抗としては、内部、壁面および外部におけるものが含まれています。 内部または外部における熱伝達係数は、 強制または自然対流に対するものの経験値またはユーザ入力による相関を選ぶことができます。
Flow Network Modeling(FNM) - 斬新な熱設計アプローチ
従来の電子機器の熱設計は、手計算か表計算またはCFDによるものでした。 しかしながら表計算は問題毎の構築が煩雑で一般性が無い一方、 CFDによる詳細解析は過大な時間と費用がかかることがしばしばです。
FNMは表計算と違って、流路の接続の仕方にまったく制限がない上、 熱流体特性をハンドブックや製造者資料、または社内実測データから導入しているため、 結果的に簡単かつ迅速で正確な解析手法に成り得るのです。 FNMを採用しているが故にMacro
Flowは、複雑な電子機器の熱性能を素早く解析できて、 さまざまな仮想シナリオに対するシュミレーションも可能にします。
関連情報
動作環境
DOS/V
Microsoft Windows95/98およびWindowsNT/2000/XPをサポート
UNIX
MOTIF環境をサポート